宝来船祭り/青と白のブルース

鳥羽 一郎(とば いちろう、本名:木村 嘉平 - きむら よしひら、1952年4月25日 - )は、三重県鳥羽市石鏡町出身の演歌歌手である。鳥羽音楽事務所所属。血液型はB型。身長170cm。

略歴・人物
父は漁師、母は海女という漁業一家に生まれた。5年間、遠洋漁船の船員としてパナマやインド洋までマグロやカツオの捕獲に従事。海がしければ命さえ落としかねない厳しい環境での心の慰めは『別れの一本杉』『なみだ船』といった船村徹の作品だった。

一度は板前を志すものの(調理師免許取得)、実弟山川豊の東京での活躍もあり歌手への想いを断ち切れず27歳にして上京。かねてから憧れの存在であった船村に弟子入りし3年間の修行生活を経て1982年、出身地に由来する芸名をつけて『兄弟船』で歌手デビュー。

「海の男」という、それまで殆ど取り上げられなかった独自の路線を開拓して話題をさらいその年の新人賞を総なめにする。このとき既に30歳を迎えており、異例の遅咲きとなった。

捻り鉢巻にゴム底の長靴という独特且つワイルドな風貌と抜群の歌唱力は、温厚で親しみやすい人柄と相まって一躍全国的な人気を獲得。『大漁』旗を背に熱唱する姿は「圧巻」と呼ぶに相応しく、その存在は『兄貴』そのものである。

弟の山川がしなやかに「大人の色気」を歌い上げるのに対し、鳥羽の演歌は大海原を相手に日々格闘する漁業従事者たちの「心意気」や「絆」を力強く歌い上げる。港町の漁師の中で、友人と酒盛りをしながら鳥羽の演歌を聞くのはもはや日常となっている。また、テレビ番組でも船に乗り込み漁にでるようなロケがある、或いは漁師や仕事で船に乗っている人が出演すると挿入歌として「兄弟船」が流されることが多い。 1985年に初出場したNHK紅白歌合戦は2007年度で20回目の出場を数え、11回出場の山川と共に現代の演歌界を兄弟で牽引するリーダー的存在となっている。これまでに数々の音楽賞を獲得している他にも、全国に12個の歌碑が建設されていることや海難遺児の進学機会確保のための80回に及ぶ献身的なチャリティー活動、新宿コマ劇場などでの舞台公演や5度の紺綬褒章の受章といった人間的な側面にも目を見張るものがある。

2006年に歌手デビュー25周年を迎え、1月11日に記念曲第1弾『母の磯笛』を発売。更なる飛躍が期待されている。

また、息子の木村竜蔵も歌手として活動している。


[アーティスト名] 鳥羽一郎
[タイトル] 宝来船祭り/青と白のブルース
[CD番号] CRCN-1455
[発売日] 2010-02-03
1 宝来船祭り
2 青と白のブルース
3 宝来船祭り[オリジナル?カラオケ]
4 青と白のブルース[オリジナル?カラオケ]
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